特別優れた人だけが海外就職できるのではない

海外で働く

英語を社内公用語として働いているというと、とても語学力があり、仕事が非常にできる優秀な人というイメージを持たれている方や、自分も海外で働いてみたいけれども、特に秀でた部分がないと諦めている方はおられませんか。

実は、海外就職をする大半の方は、特別な人間ではありません。今まで日本で働いていたけれども、物足りなさを感じて、一念発起し、海外に来た人や留学などをしていて、その延長で就職をしている人もいます。

ここでは、海外就職をする人は、特別ではないということについてお話ししたいと思います。

最初から英語がペラペラな人ばかりではない!

最初は誰でも慣れないことだらけ

英語がそこそこ得意で、海外生活に憧れている人が、就職しやすいのはフィリピンなどです。学歴などの規制も他の東南アジア諸国に比べると緩いですし、就労ビザも取りやすいので、働きながら英語を身につけたい方や、英語力のブラッシュアップをしたい方には向いています。

しかし、フィリピンに行ってみると結構英語力に自信をなくす人が多いです。理由としては、フィリピンは英語を公用語としていますが、もう一つの母国語であるタガログ語と混ぜて使うので、英語を話しているのに語尾がわからなかったりするからです。

これはタグリッシュと呼ばれるもので、シンガポールにおけるシングリッシュのような位置付けです。英語そのものは流暢に聞こえますが、タガログ語の単語などを混ぜてくるので慣れていないと、何を行っているのかわかりません。

最初はこのようなことに遭遇し、英語に関して自信をなくしがちですが、2、3ヶ月もすれば慣れるので、あまり深刻に考えずにいきましょう。

実際に働いてみると必要な単語力が身につく

何より、実際に業務を開始してみると、必要な単語などが身につきます。ですから、最初は英語が抜きん出て得意な人でなくとも、頑張って仕事をこなしていけば、会社で使う英語くらいはできるようになります。

見積書(Quotation)や、発注書(Purchase order)などの仕事で使う単語や、ビジネスメールの書き方なども、現地のスタッフのやり方を真似てみることからスタートします。最初はロールプレイングで研修がある会社がほとんどです。

お客様に見立てたスタッフに対して、見積書の作成をし、メールで送付したり、商品やサービスの説明をするという研修や、実際に先輩社員について行って商談の仕方を見て学ぶことで、「習うより慣れよ」が体現できます。

また、商談などについて行くと、いつも使われている単語に気がつきます。どういう言い回しをするのか、どんな単語をよく使うのか、メモを取ってみてください。自分で先輩社員の真似をしながら、リピートすることで、仕事において必要な英単語などは自然と身につくでしょう。

ですから、誰もが最初から英語力に関してトップレベルである必要はないのです。また、先輩社員などもそれを期待して採用しているのではなく、場数を踏んで覚えて欲しいと思っています。

学歴や職歴よりも重視されるもの

現地の人とのコミュニケーション能力

確かにシンガポールなどは学歴に相当こだわりがありますが、その他東南アジア諸国では、対して学歴が問題になるわけではありません。大卒を要件とする会社も多いですが、逆に英語や現地語に精通している場合は、さほどどこを卒業して、どんな会社で働いていたかはあまり重視されなかったりします。

なぜこの国に来て、働こうと思ったのかや、適応能力があるかどうかを見られます。わざわざ生活に不便のない祖国である日本を去って、異国に来るということは、何か目的があるはずです。それは語学力の向上であったり、これからインフラが発達する社会を作り上げたいという思いかもしれません。

そういう熱意がどのくらい相手に伝わるかが重要です。また、現地のスタッフと仲良く協力して仕事を進められなければ、海外就職は厳しいです。日本人だから、現地スタッフだからという線引きをしないで仕事ができるような視野を持った人が必要とされます。

スキルアップに余念のない人は成功する!

仕事の後は、自由に時間を使いたいという気持ちはよくわかります。仕事をして疲れた後はリフレッシュして、新たにスタートを切るために気持ちを切り替えねばなりません。

ですが、オンとオフの間に、もう1つの顔を持っておくと良いでしょう。いわゆる、会社の名刺と違う個人の名刺を持っておく感覚です。

現地の日本人会や、若手起業家、例えば89年生まれや90年生まれの会など、様々な会があります。そういうグループで、時折勉強会や講演会が行われているので、月に1度くらいそうした会で勉強するのも1つの自己研鑽です。

現地に渡航した後に、どれくらい勉強できるか、スキルアップに余念がないかで、大きく成長できるでしょう。

最後に

海外就職できる人は、何も最初から特別な能力があって就職しているわけではありません。もちろんトップレベルで語学に長けていたり、コミュニケーション能力が抜群に高い人もいますが、総合的な能力を上げるのは、現地に入ってからです。自分のスキルを伸ばすために、現地で何ができるかを考えましょう。

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